秋田県は旧西仙北町と旧岩城町を結ぶ亀田街道。参勤交代に使われる目的の街道であったが、実際は、物資の運搬に使われることが多かったそうだ。
 この街道の最大の難所が駒泣峠であり、馬が泣くほど辛く険しい峠道であることが名前の由来になっている。
 実際、走行してみて、馬の辛さを理解した。一応、九十九折りにはなっているが、無理矢理高度を稼ぐ形で、チャリの限界を軽く超えてしまった...
11:06

 新沢地区。

 正面に見える山の向こうを越えるルートが駒泣峠だ。
 一見、あまり高くなく容易な峠越えに見えるが、当然、そう甘くない。
11:07

 ここで、刈和野街道を横切り、峠を目指し、細い道に入る。

 ここを右に行くと、灰「田代峠」へ通じる。
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 下川大内村道路元標。
 県道9号秋田雄和本荘線と旧道との分岐に立つ道路元標で、昭和26年3月に設置されたもの。下川大内村とは昭和31年岩谷村・上川大内村と町村合併して大内村(昭和45年町制施行)となったこの地域の旧村名。

 左下の石碑が年代を感じさせる。
11:14

 おっ、ついに駒泣峠がはじまる。

 何か、急に道路が荒く。
 そして、斜度もきつく。

 さぁ、気合い入れていきましょう!
11:15

 きついと思ったら最初だけ。

 その後は、林道として気持ちよい走りができる。
11:17

 ?
 派手な車が止まっている。
 確実に廃車です。
 なぜ、こんな派手なペイントをしているのか!?赤のしましま。

 単なる資材入れになってました。

 そして、ここから急に斜度がきつくなる。
11:18

 うおっ!

 こりゃぁ、馬も泣くなぁ!

 砂利だと車でもスリップするのだろう。
 しっかり舗装されている。
11:19

 ひひ〜ん!

 馬でなくとも泣いちゃうよぉお!

 ひ〜こら、ひ〜こら、ばふんばふん...
11:21

 何とか、山を乗り切った!
 ほぼ、立ちコギだったが、チャリに跨ったまま、頑張った!

 降りることは、峠に負けることを意味する。
 必死で勝利!

 ところどころに林の中へ消える道への分岐点がある。
 なんだろう!?
11:23

 んんんん?
 挑戦状のような分岐点が!

 左へ行き(逃げ)たがったが...
 当然、駒泣峠は、右です。

 見た目、やばいような...