14:08

 はっと、路肩を見ると、何と、カタクリの群生が!
 もう君は一人じゃないんだね...

 写真では、わかりづらいが、見渡す限りの群生だった!
 見応えあり(^_^)b
14:11

 山道の溝は、さらに深くなる。

 本来は、この溝の中心に木材を渡してあり、歩道となっている。
 しかし、まだ時期が早いのか、路面が露出したまま。まっ、人が少ないはずだし、チャリで通るには、今の俺にとって好都合!
14:15

 ここは、ユキツバキの群生地!

 北奥羽では、群生するのは珍しい。光沢ある緑葉と真紅の花のコントラストが印象的だ!
14:18

 牛泊まり。

 物資を輸送した牛の隊列が留まった場所である。これまで狭かった山道も、ここで一気に広がる。
 でも、何頭もの牛が留まるにしては、チョット広さが足りないような...

 さっ、ここから峠まで1450mだ!
 ガンバロ!

 注: 文字用の領域がありません!
14:23

 息吹始めたブナの新緑と白い樹肌。濃厚なユキツバキの緑葉。それらに射しこむ木漏れ日が美しさを際だたせる。
 低山を撫でるように吹く風の音と春の温もりに喜ぶ鳥たちのさえずり。そして、雪によって締まった落ち葉の路面をさくさく音を立てながらチャリを進める。

 これだ!

 これが、トレイルツーリングの醍醐味だ!

 これまで、藪道、泥道、残雪がほとんどだった今年のスタート。ここで、チャリンコツーリングの本当の楽しさを思い出した。

 これだよ!これ!!気持ちE〜!

 \(^O^)/
14:28

 前半に比べ、緩い斜面で山道は続く。

 ブナ街道を通る優しい風を切り、颯爽と走る。

 う〜ん、最高!超お勧め!(^_^)b
14:34

 途中、ふきどり地蔵に出会う。

 「ふきどり」とは、吹雪に生命を奪われるという意味だそうだ。
 豪雪地ゆえ、冬の旅人の遭難を供養するために地蔵があるようだ。

 今は、熊と出会いませんように...
14:35

 ここで、視界が開けた!南側を臨める。

 残雪被る焼石連峰が青空のなかにうかぶ。

 良いよ、今日!楽しいねぇ!!
14:37

 んん!?

 何か、道が荒れてきていない?

 峠へ近づくにつれ、表面が濡れて来て、路肩の木も路上にはみ出す。

 う〜ん、興醒め...