17:45

 ま、ま、まさか!?いつか出会うものとは思っていたが...

 森の悪魔に我を失うほど戦いた...

 俺よりずっと遠くでの発見だったが、焦りのためか中心に撮影できなかったのが悔しい...
 当然、違う道を選び、悪魔を避けることはできた。
 だが、この後、常に何かに追われているかのような感覚に襲われ、早く帰りたい気持ちでいっぱいだった...
17:46

 どうにかこうにか悪魔に見つからず、足早にその場を去った。

 この悪魔の住む森で、道が先にあるかどうかもわからず進むこの状況、自己最大、絶体絶命の危機に陥った。
17:47

 少し進むと、またまた細い丸太の橋。

 俺の体重は75kg程。これにチャリの重さも含めて、いったい渡れるのだろうか!?

 きしむ橋の音。バランスの悪い丸太。慎重に一歩一歩を刻む...

 
17:48

 どうにかこうにか橋を渡り、先を急ぐ。

 幅1mの道だが、チャリにも乗れ、気持ちの良いトレイルを楽しめた。

 悪魔さえいなければ...

 
17:50

 今度は何?鉄パイプが数本かけられた橋?

 何なんだよここは...

 もう道じゃぁないな。
17:52

 道幅はだんだん狭くなり、ここはもう50cm程か。

 少しでもバランスを崩せば、左にある沢に滑落してしまう...
 でも、チャリを降りてゆっくり歩く余裕も今はない...危険を知りつつ先を急ぐ...
17:53

 斜面の上方から沢に流れ行く水のためか、道の途中途中に溝が深くえぐられている...

 走り辛い...
17:54

 沢との高度差が大きくなる。

 道?はどうにか先に続いているようだ。ここまで来て行き止まりになったらと、不安を抱えつつ進むしかない現状に非日常を感じた。
17:56

 沢ははるか下を流れるようになる。落ちたら確実に死ぬだろう...

 崖にへばりつくようにかろうじてある道?は、少し沢側に傾いており、危険な状態はさらに酷くなる。

 その上、倒木まで...

 俺は何故、ここを彷徨っているのだろう...
死にたくねぇ〜!!!!!!!!